2025/4/11

ダーニング

 
お気に入りの服に穴が開いたり破れたら、潔く捨てられますか…?
 
無我夢中で仕事をしていた頃は、何でもわりと捨てられるタイプでした。どんどん次の新しいもの、一番興味のあるものへと更新させてきました。ある意味で勉強であり、投資でもあり、喜びでもありました。それも豊かさの一つでしたね。
 
いつからか、今手に入るものが来年あるとは限らない…そう感じることが多くなりました。長引く不況や後継者問題等により、細々と地道に作り続けてきたお店ばかりが閉店し、技術も品質の良さも失われ、大量生産の物やチェーン展開されているものしか手に入りにくい時代へと変わってしまいました。いつの間にか高級品になっていたり、素材そのものが手に入らなくなっていることも。
 
肌が敏感なので、着るものは当たりのやわらかいものを選ぶことが多いのですが、洗濯に強いとは言えず、そろそろ買い替えるべきかとお店を覗いてみたら、当然のように値上がりしていて…。
 
目も悪くて、手先も器用でないけれど、延命できるなら…と、繕ってみました。
ダーニングというお直しをしている野口光さんの本を参考に。
 
(*野口さんについてはこちらのページが分かりやすいようです)
 
 
セーターの穴補修
 
 
長袖シャツの袖口部分
 
 
 
 
 
そして暖かくなってきたので、春夏の家着のジーンズの膝小僧も。
 
 
 
確かに、ちょっと面倒…とも思うのですが、時間のある時にちょっとずつ進めるといい感じでした(老眼的にも)。野口さんの御本では、カーテンや敷物、掛け布など、あまり買い替えたりしないものにもお直し(お色直し?)していたりして、とても参考になりました。
 
新しいものにも古いものにも、それぞれの良さと価値がありますね^^
 
きっと私たちだって同じですね。
古くなってからの楽しみ方を、もっともっと見つけていきたいものです^^